【まとめ】図で解説『7つの習慣』人格主義の力で幸せに!人生悩む人必見

こんにちは!
コウノスケです!
今回は、自分の人生の中で1番オススメの本について、要約をした上で紹介したいと思います。

ご存知の方も多いかと思いますが
スティーブン・R・コヴィー 著
『7つの習慣』
を紹介します!

多くの自己啓発関係の本が出版されておりますが
この1冊を何度も繰り返し読み理解すれば、充分に自分の人生について思考できるのではないかと思うほど、内容の充実した一冊。

本に記されている主張を図も使いながら簡潔にまとめてみました。
それでは、いってみましょう!

【本記事のターゲット】
・『7つの習慣』に興味がある方
・人生を豊かにする本をお探しの方

『7つの習慣』とは

本書は著者のコヴィー博士が
アメリカ建国以来発行された約200年分の「成功」にかかわる文献を調査した結果、最善の方法をまとめたものです。

中でも、誠意/謙虚/勇気/正義/忍耐/勤勉/節制/黄金律といった、不変の「原則」に基づく優れた人格の養成を表す
「人格主義」に基づいた成功への法則を抽出し、それを実現するための習慣として、「7つの習慣」を提示しています。

「7つの習慣」とは、下図の通りです。それぞれ、後ほど詳しく説明していきます。

また、本書で繰り返し紹介されている概念は、「インサイド・アウト」の行動という概念です。
周りの環境(アウト)から、自分を変えられる(イン)ではなく
自分が変わる(イン)ことで、周りの環境(アウト)を変えていくという概念に終始しています。

「インサイド・アウト」の行動を習慣として絶えず行うことで
誰かに「依存」している状態→「自立」した状態→誰かと 「相互依存」を築ける状態
へと成長をしていき、 「本当に幸せな人生」を築く力を身につけます。

全てを実践していくことはとにかく厳しい!
しかし、「本当に幸せな人生」を築くには、一朝一夕に簡単に築けるわけがありません。
「習慣の力」で実現していくしかないのです。

1.「私的成功」の習慣(第1〜第3の習慣)

第1〜第3の習慣は「私的成功」を収めるための習慣について書かれています。

誰かに「依存」している状態→「自立」した状態へと成長するために必要な習慣です。

1-1. 第1の習慣 「主体的である」

「第1の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら
「周りに反応する生き方」をやめて「自分の人生に自分で責任を持つ」です。

思い通りにいかないことがあった時
「誰かや何かのせい」にしてませんか?

「誰かや何かのせい」にした瞬間、それはただ周りの事象に「反応」しているだけにすぎなくなります。

では、自分の人生を不幸にする周りの環境や他人の行動は
変われと望んだところで、変わるでしょうか?

答えは”No”です。
つまり、「反応」する人生では幸せを選択することができません。

「全ては自分の責任」だと思うことから始め、
自分の行動を変えて、周りへの影響を変えることでしか幸せな環境を作り出すことはできないのです。

1-2.第2の習慣 「終わりを思い描くことから始める」

「第2の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら
「人生のゴールを見定めて、そこに向かって日々を過ごす」です。

幸せな人生とはなんでしょうか?
自分の人生が「幸せ」だったかどうかわかるのは
人生の終わり、つまり「死の間際」に今までの人生を振り返った時だと思います。

死の間際に
「もっとオフィスで過ごせばよかった」
「もっとテレビを見ればよかった」
と思う人なんていません。

大抵の人が
「家族や愛する人との時間、大切にしたいと思っていることに費やす時間をもっと増やせばよかった」と思うはずです。

つまり、幸せな人生とは
「自分が最も大切にしている価値観を最も大切にできた人生」
ということになります。

この「自分が最も大切にしている価値観」を
明確に思い描き
その実現をゴールとして見据えた上で、日々、実現可能な人間になれるように自分の行動を変えていくことが大切です。

1-3.第3の習慣 「最優先事項を優先する」

「第3の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら
「自分が最も大切にしている価値観は、重要だが緊急ではないこと分類される、そこに割く時間を増やすべき」です。

第2の習慣で、最優先すべき事項が見つかったら、次はそれを優先させるための習慣を身につけます。

我々の日々の行動は、以下の図のように
4つの領域に分類されます。

「最も大切にしている価値観」の実現に必要な行動は
図の第2領域に分類される行動です。

ここに分類される行動にいかに時間が割けるかで、実現度が大きく変わってきます。

自分を律して
第1、第3、第4領域の行動時間を少なくし、第2領域に時間を割くことが大切です。

2.「公的成功」の習慣(第4〜第6の習慣)

第4〜第6の習慣は「公的成功」を収めるための習慣について書かれています。

「自立」できている状態から、誰かと「相互依存」を気づける関係へと成長するために必要な習慣です。

2-1.第4の習慣 「Win-Winを考える」

「第4の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら
「自分も相手も”Win”になる状態を徹底的に考える。それがどうしても無理なら関係を築かない」です。

自分も相手も絶対に”Lose”であってはいけないのです。

自分(Win)-相手(Lose)の場合
自分の意見や価値観が通り気持ち良くても、長い目で見れば相手にわだかまりを残し関係や取引自体がなくなってしまう。
それは自分にとっても結局は”Lose”です。

自分(Lose)-相手(Win)の場合
その場では、相手の希望を叶えてくれる良い人と思われても、長い目で見れば、自分は感情を胸の奥に押し隠しているだけなので、わだかまりが残り、様々な弊害が起こります。
弊害のある人生は幸せではありません。
また、わだかまり故につい相手を悪く言ってしまえば、その時点で相手も”Lose”です。
八方美人だと思われるリスクもあります。

先のことまで考えると
結局は、 Win-Winの関係性以外
将来的に全てはLose-Loseの関係性になってしまうのです。

従って、スポーツの試合やよほどの特殊な状況でもない限り
人と人との関係性は、Win-Win以外にあり得ない
徹底的にWin-Winとなれる方法を考えても
どうしても答えが見つからない時
それは関係を結ばない“No deal”とするしかないです。
この考えを持ちながら人間関係を築くことが大切です。

2-2.第5の習慣 「まず理解に徹し、そして理解される」

「第5の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら
「相手からの”信頼”は、相手に”共感”することから始めないと生まれない」です。

私たちは大抵、まず自分を理解してもらおうとします。
相手に理解をされたいですし、理解を示してくれた相手のことは信頼します。
でも、それは相手も同じです。
従って、相手からの信頼を得たいのであれば相手のことを理解しなければなりません。

相手のことを理解する話の聞き方は「共感による傾聴」です。
下記のステップ行い、相手の身になって話を聴くことです。

「共感による傾聴」

◎第1段階
「相手の言葉をそのまま繰り返す」

◎第2段階
「相手の言葉を自分の言葉に置き換える」

◎第3段階
「相手の気持ちを言葉にする」

◎第4段階
→第二段階と第三段階を組み合わせたもの
つまり「相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする」

第4段階の傾聴スキルが身につけば、相手は自分を信頼し、助言を受け入れてくれやすくなります。
この「共感による傾聴」は、相手とWin-Winの関係を築くにはどうしたらよいか考える上で、大切な要素です。

2-3.第6の習慣 「シナジーを創り出す」

「第6の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら

「お互いを理解し合う」ことで、最終的に「自立し合った者同士で更に価値のある人生を築こう」
です。

「自立し合った者同士で更に価値のある人生を築く」
つまり、他者との間で”シナジー”を築くことが、人生において最も崇高な活動であり、他のすべての習慣の目的とするものとなります。

“シナジー”とは、簡単にいえば、1プラス1が3にも、それ以上にもなるということです。
‘シナジー”を築くことで、1人ではなし得ない大きな力を発揮することができます。

お互いに「自立」した状態の下、他者を知的・感情的・心理的に違う存在として尊重する
そして、 Win-Winを考え、相手を理解しようとする努力を絶えず行うことで、”シナジー”を創り出す理想的な環境ができあがります。

3. 再新再生の習慣(第7の習慣)

第7の習慣は「再新再生」を行うための習慣について書かれています。
第1〜第7の習慣はどの習慣から取りかかり始めても良いのですが
自分は、この第7の習慣から日々取りかかることを始めました。
実践する内容がより具体的で
第1〜第6の習慣を行うための基盤となっているからです。

3-1.第7の習慣 「刃を研ぐ」

「第7の習慣」で受け取ったメッセージを自分なりに一言にするなら
「第1〜第6の習慣を行う」ために「第7の習慣に取り組むことで自分のキャパシティを広げる」です。

他の6つの習慣を果たすために最も重要な「あなた自身」の価値を維持し高めていくために”刃を研ぐ”ことが必要です。

具体的には、あなたという人間をつくっている 4つの側面「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」を磨いていくことになります。
これらを磨くには様々な方法があると思いますが、具体例を下記に記します。

「刃を研ぐ 具体例」

肉体的側面を磨く
→体に良いものを食べる、十分な休養をとる、週に3時間程度運動をする。

精神的側面を磨く
→瞑想、文学や音楽に没入する、雄大な自然に触れる

知的側面を磨く
→週に1冊、1か月に4冊程度本を読む

社会・情緒的側面を磨く
→他者とコミュニケーションを取る機会を設け、相互依存の状態を創り出す努力を行う

これらは全て、第3の習慣で言うところの
第2領域となる部分になります。
人それぞれ自分にあった刃の研ぎ方があるので、それを見つける努力を行い
これら4つの側面を磨くために、日々できることを少しずつでも増やしていく努力を行うことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これらを全て実践していくのは正直とても厳しいです。
特に、個人的に難しいと感じるのは第4の習慣
同時に、自分の考え方が最も大きく変わったのも第4の習慣でした。

今までは、相手の主張に対して折れてあげることも”優しさ”であると思っていました。
いわば、自分がLose-相手がWinの関係です。
しかし、それは結局自分にも相手にもネガティブな影響を残してしまう。
本当の”優しさ”は、Win-Winを徹底的に考えることだと痛感しました。
それがどうしても無理なら”No deal”という選択肢も、精神的に大きな自由をもたらしてくれます。

この7つの習慣を実践できていれば
「本当に幸せな人生」を築けると強烈に感じます。
なぜなら、これらは全て、小手先のテクニックではなく、人生の根本を変える作業だからです。

習慣だから
何度も読んで、何度も思い出し、何度もやっていくことでしか身につきません。
変わるのは難しく大変だけれど
身についた先には、どんな境遇の人でも確実に幸せな人生が待っている!
ものすごく厳しくも、明確な救いを提示しているとても優しい本だと感じました。

この記事で興味を持たれた方、ぜひ読んでみてください。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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