みなさん、こんばんは。トモヤです。
梅雨明け、そして7月突入。
季節を感じておりますでしょうか。
今回は六本木、東京ミッドタウン施設内にある21_21 DESIGN SIGHTで開催中の
「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」を紹介いたします!
こちら、10月中旬までの企画展になります。
音楽や美術が好きな方、
芸術好きか、もしくは芸術に詳しくは無いけど興味関心はあるという方
気軽に立ち寄ってみる価値あります!
それでは、いってみましょう!
Contents
1.「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」とは?
「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」とは、
繰り返し流れる1つの音楽を聴きながら、
そして複数の映像作品を見比べながら
音楽と映像作品の調和をダイナミック空間で楽しむことができる展覧会です。
イメージできますでしょうか・・・?
もっと詳しく、複雑に説明してきます!笑
1-1.「音の構造体」の中で作品の世界観に没頭する
情報学研究者のドミニク・チェン氏曰く、
音楽とは、音色や音域、リズムといった様々な要素によって線密にデザインされる構造物(アーキテクチャ)でありながら、
同時に、それ自体が多様な解釈可能性に溢れ、聴く人それぞれの感覚が引き出される「場の力」を持つものとのこと。
この展覧会では、
小山田圭吾が書き下ろした新曲「AUDIO ARCHITECTURE」を元に、
9人の作家たちそれぞれの映像作品、つまり感性フィルターを通して翻訳された「音の構造体」を感じながら、
受け手であるボクたちは、それらを理解するように読み解いてみたり、
または、新たな発見を探して感性を刺激させるような、
様々な楽しみ方で臨める、遊び心溢れた展覧会なのです!
2.9組のユニークな作家たち
それでは、気鋭の9組のユニークな作家たちの作品内容に関して、簡単に紹介していきます!
もちろん、音楽と映像を合わせて初めて「音の構造体」という作品になるので、
なかなか分かりにくいと思いますが。笑
ただ文字と画像だけでも、1つの音楽に対して、
これだけの解釈アプローチがあるものなのかと、少しでも伝わっていただけたら嬉しいです。
2-1.9つの作品概要
大西 景太 | Cocktail Party in the AUDIO ARCHITECTURE
音は聴覚だけでなく、様々な感覚を使いながら感じている
音要素を個別のモーショングラフィックス要素に翻訳した映像作品
折笠 良 | エンドゲーム・スタディ
アルファベットの文字たちが平面を離れて舞う動作が、意味と記号を別ち、新しい言語の生成があるとした映像作品
梅田 宏明 | 繊維状にある
楽曲を筋繊維の構造というモチーフにぶつけ、音の時間的な流れとカップリングするような動きを描き出した映像作品
勅使河原 一雅 | オンガクミミズ
楽曲を生命的に脈打つものとして捉え、その断面の連続を描いていくことによって、音楽を聴取する行為に潜む複雑さを表現した映像作品
UCNV | Another Analogy
正常な映像と、その壊れたバージョンを並置することで、楽曲の歌詞の「対義語と対比」という構造を表現した映像作品
水尻 自子 | airflow
楽曲の歌詞のなかで様々な感覚が対比される構造に着目しながら、感覚の微小なズレを表現した映像作品
ユーフラテス(石川 将也)+阿部 舜| Layers Act
シンプルな模様の描かれた二枚の透明フィルムを重ねて動かすことでつくられる、多彩な視覚効果で構成された映像作品
辻川幸一郎( GLASSLOFT)×バスキュール×北千住デザイン | JIDO-RHYTHM
従来の「音楽+映像」というミュージックビデオの構造に「音楽を聴く人」を取り組んだ映像作品
稲垣 哲朗 | スタジオライブ映像
ひとつひとつの音の要素を積み重ねながら「音の構造体」を構築していく楽曲『AUDIO ARCHITECTURE』のスタジオライブを記録し、音に固有のグルーヴを可視化した、映像作品
3.「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」/イベント概要
開催場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2(東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内)
所在地:東京都港区赤坂9-7-6
開催期間:2018年6月29日(金)- 10月14日(日)
開催時間:10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日
入館・入場料:
一般 1,100円
大学生 800円
高校生 500円
中学生以下 無料
アクセス:
都営大江戸線「六本木」駅
東京メトロ日比谷線「六本木」駅
千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
問い合わせ先:21_21 DESIGN SIGHT
TEL 03-3475-2121
4.まとめ
普段、あまり芸術的なものに触れ合う機会がないボクでも、
対象が音楽と映像なので、世界観に入り込みやすく、難しいことは考えずに楽しむことができ、
ビギナーにも優しい良い展示会だなあと感じました。
中には意味不明だと感じるものもあると思いますが、
それはそれで個人の解釈の結果ですので、
そういうものも含めて楽しむことが出来るのではと思います。
音楽と映像の芸術、気軽に楽しめる現代的な展示会です!
興味持っていただけましたら、是非とも行ってみてください。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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