【新型コロナウイルス】20代発症の経験談/感染疑いからPCR検査、ホテル療養までの記録

こんにちは。
突然ですが、先日身内が新型コロナウイルスに感染をしてしまいました。

今回は、その経験談をまとめて記事にしたいと思います。

今、様々な恐ろしい情報がニュースでやっていますが
いざ自分の身にふりかかった時、少しでも冷静に対応できるよう
実際に身近に起きて感じた
事前にこうしておけばよかったと思うこと
症状が出てからの流れをまとめています。

なるべく起きたことを正確に記事にしますが
自治体によって対応が違うこともあり
あくまで、一例になりますので
少しでも、参考にしていただければ幸いです。

記憶を遡って記事にするため、齟齬があるかもしれませんが
あらかじめ、ご了承ください。

“濃厚接触者”の経験を経て感じた、家庭内感染を増やさないためにすべき10のこと
をまとめた記事はこちらになります。

【新型コロナウイルス】”濃厚接触者”経験から思う 家庭内感染を防ぐためにすべき10のこと

2020年5月8日

また、新型コロナウイルス感染から、回復/事後処理をまでを時系列を含めまとめた記事はこちらになります。

【まとめ】新型コロナウイルス 20代発症の経験談 発症〜回復/事後処理までの流れ

2020年6月28日

合わせて、参考にしてみてください。

(※2020年4月下旬の情報になります)
(※東京都内に在中している20代です)

【本記事のターゲット】
・新型コロナウイルスの疑いがありお困りの方
・新型コロナウイルスの情報を得たい方

1.発症/発熱に至るまでの経緯

4月の中旬くらいに
最初は、喉の違和感から始まりました。
次第に喉の痛みが強くなってくるものの、熱がなかったので普段通りの生活を続けていました。

喉の痛みが2.3日続き、突然夜に38.0°の熱が出ました。
感染経路は不明です。
土日はずっと家の中にいるものの
平日は、通勤や営業の仕事で、外に出る機会も多かったため、どこかしらでもらってきたのだと思います。

最初は、風邪の症状かと思ったものの
大事を取って、熱が出てからは仕事も休み外出もしないよう療養を行いました。

1-1.主な症状

以下に、今回の主な症状をまとめました。

主な症状
✔︎熱(37.0°〜38.8°が4日間続く)

✔︎喉の痛み(症状としては、かなり重い)

✔︎咳

✔︎鼻水

✔︎頭痛

よくある風邪のような症状です。
ただ、風邪にしては長引くな…といった印象でした。

よくニュースでも取り上げられている
味覚異常/嗅覚異常は無く、食欲もありました。
身体のダルさは軽いものの、風邪にしてはなんか違うという違和感が常にあったそうです。

2.発症/発熱〜PCR検査に至るまでの経緯

まず、今回わかったことは
PCR検査は症状があれば、すぐに受けられるものではなく
内科の先生の紹介がない限り受けられないということです。
(※よほど重症の方は、別のフローがあるかもしれません)

しかし、内科も多くがパンク状態です。
小さい病院は
新型コロナウイルスの感染対策ができていないため、疑いがある場合は受け入れられない。
大きい病院は
新規の患者さんを受け付けられないほど、多くの患者さんが殺到しているという状況でした。
結局、何件も診断してくれる病院を探して連絡をすることになりました。

この時が一番不安でした。
とはいえ、事態が事態なので受け入れられないことは仕方がありません。
緊急事態に備えて
あらかじめ、元気なうちに事前準備をしておくことをオススメします。
(※後ほど、まとめています)

2-1.「内科診断」までの経緯

近くの病院には、6件電話をしました。
たまたま、1件折り返しで
コロナの診断はできないものの、症状を見てくれるという連絡をいただけました。

自転車で行ける距離だったため、自転車で病院まで移動をしました。

病院では
完全に隔離をされ、個室で内科の先生の問診CT検査を受けさせてもらいました。
内科の先生の判断の元、新型コロナウイルスの疑いがあるということで保健所に連絡を取ってもらいました。

費用は、指定感染症扱いのため自己負担はありませんでした。

2-2.「PCR検査」までの経緯

病院から帰ってきて、その日の夕方に保健所より連絡がありました。

保健所からPCR検査を受ける日にちと時間(翌日の昼でした)を伝えてもらいました。
数キロ離れた大きい病院での検査ということで
公共の交通機関は感染リスクがあり使えず、移動手段も車がなかったため
タクシーで移動して欲しいとのことでした。

タクシー会社に連絡をし、事情を説明した上で、窓を全開に開けてもらい移動をしました。

PCR検査自体は、インフルエンザの検査のように
鼻の中にシリコン製の綿棒のようなものを入れて、検査をしてもらうというものでした。
よく激痛だという情報を耳にしますが、そんなことはなかったそうです。

また、PCR検査は指定感染症扱いとなるため、自己負担としての費用はかからないものの
1万円が預け金として必要となります。

診療費が確定次第、保険の負担割合や検査内容によって、後日返金や追加の支払いが発生します。

検査結果は、3日後(土日を挟んだからかもしれません)ということで
発症してからPCR検査を受けれたのが5日後、結果の連絡があったのが8日後でした。

2-3.事前の準備としてオススメしたいこと

今回、PCR検査を受けるまでに
かなりバタバタし、不安も多かったです。
また、他の人への感染リスクがあるため外にも容易に出られないので
以下に、元気なうちに事前準備をしておくと良いと思ったことをまとめます。

事前準備をオススメすること
✔︎近くの内科の連絡先をリストアップ

✔︎自分が属する自治体の保健所電話番号を確認

✔︎かかりつけ医がいる場合、連絡先の確認

✔︎いざと言う時、食料等を玄関まで届けてくれる人の確認

✔︎日持ちする食品の保有数を確認

参考になれば幸いです。

3.PCR検査〜ホテル療養に至るまでの経緯

PCR検査の結果は、3日後に保健所から電話がありました。

結果は陽性
そのまま、ホテルへ移動をしてもらうという旨の話がありました。

ホテルでの滞在期間は、陽性反応の結果が出た翌日から2週間
行きは、保健所の車で運んでもらい
2週間後、体調に問題がなければ帰りは公共交通機関で帰宅という流れの説明を受けました。
(ホテルからの帰宅の際は、体調に問題なければ、もう一度PCR検査を受けることはないそうです)

陽性の連絡があった翌日の昼に、保健所の車が迎えに来てくれました。

保健所の車は
感染対策されたワゴン車で、運転手と患者との間には仕切りがあります。

途中、同じくコロナの陽性反応があった方を1人乗せて、都内某ホテルに移動をしてくれました。

3-1.ホテル内の様子について

ホテル内では
部屋から出られるのは朝、昼、晩の定時にお弁当を取りに行く時のみで、あとは部屋の中にいる生活になります。

お弁当はおいしく、助かっているそうです。

また、今回同居人が泊まらせていただいているホテルでは
朝と夕方に体調確認の電話があり
そこで、体温とSpO2値(血液中のヘモグロビンの何%が、酸素を運んでるかを測定するもの)を報告します。

ちなみに、SpO2値は98%以上が正常な値で
新型コロナウイルス感染を見抜く重要な指針になっています。
SpO2値を測る機械である
パルスオキシメーターは、爪の付け根で測定をするため、派手なジェルネイルをしてる人の測定が出来ず、医療現場を混乱させているそうです。
派手なネイルをしてる人は
指の一本だけでも測れるように対策することをオススメします。

また、ホテルの部屋には、ホテル内での注意事項を記載した用紙の他に

小池都知事からのメッセージや

ストレスが溜まった際の相談先の電話番号が記された用紙などがあり

各企業やホテルからの飲み物やお菓子などの差し入れもあります。

また、体調が悪化した際には、看護師の治療を手配してくれるそうです。

3-2.必要なものチェックリスト

急に明日から2週間、ホテルで生活をしてもらいますと言われ
なにを準備したら良いか迷うかと思います。

実際に自分達も迷いましたので、以下にチェックリストとして必要なものをまとめました。

必要なものリスト
✔︎衣類(寝巻、部屋着、下着、防寒具など)
✔︎タオル
✔︎バスタオル
✔︎洗濯用洗剤
✔︎常備薬、頓服薬、おくすり手帳
✔︎洗面用具(歯ブラシ、歯磨き粉、ボディソープ、シャンプー、リンスなど)
✔︎食事道具(割り箸など)
✔︎携帯電話、充電器
✔︎娯楽用具(本、ゲーム機など)
✔︎身分証(運転免許証など)
✔︎健康保険証
✔︎生理用品
✔︎体温計
✔︎現金

ホテルによって用意されているものは異なると思いますので
念のために持って行った方が良いと思うものも合わせて羅列しています。

今回、身内が泊まらせてもらっているホテルには、以下のものはあらかじめ用意されていました。

用意されていたものリスト
✔︎体温計
✔︎パルスオキシメーター(SpO2値を測る機械)
✔︎ドライヤー
✔︎洗面用具(歯ブラシ、歯磨き粉、ボディソープ、シャンプー、リンス)
✔︎タオル
✔︎バスタオル
✔︎携帯の充電器
✔︎お弁当、飲み物、食事道具
✔︎1日1枚マスクが夕食時に配られます

費用は
指定感染症扱いとなるためホテル代も自己負担はないものの
現金をいくらか持っていくと安心だと思います。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

最後に
今は身内の熱も下がり、体調も快方に向かっています。
また、自分も目立った体調不良はなく
お互いに別の場所で2週間の待機期間を過ごしています。
こうして、今無事でいられるのも医療従事者の方をはじめ、様々なサポートをしていただいている方々のおかげです。
改めて、心より感謝申し上げます。

今回、重症化したらどうしようという恐怖が常にありました。

新型コロナウイルスについて
危険は感じていたものの、身近に発症した人がいないため、どこか実感が湧かずにいましたが
本当に急に身近な脅威として襲ってくるのだなと
改めて、もっと危機感を強めなければならないと心から思いました。

まだ、身近に感じられていない方も多いと思います。
しかし、今回まさか自分の身の周りでこんなことが起きるとは本当に予想していませんでした。
いつ、自分の身に降り注ぐか、自分の大切な人の身に降り注ぐか本当に分かりません。

自分も今まで以上に注意していこうと思っています。
皆さまも十分にお気をつけください。

早くこの脅威が落ち着くことを心より願っています。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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