【要約】『ストーリーとしての競争戦略』違いを繋げ競争優位を確保する

こんにちは!
最近プレゼントでウクレレをもらいました、コウノスケです。

今回は、おすすめの本の内容をまとめた上で紹介したいと思います!

一橋大学大学院国際企業戦略研究家(ICS)教授の 楠木健さん著『ストーリーとしての競争戦略 ー 優れた戦略の条件』です!

Amazon、スタバ、セブンイレブンなど
名だたる企業には”誰かに話したくなるような面白い「戦略ストーリー」があった”
として、様々な企業の事例を基に、今を生き残るための戦略をわかりやすく解説した本。

本に記されている主張を図を使って要点を絞ってまとめました。

それでは、いってみましょう!

【本記事のターゲット】
・『ストーリーとしての競争戦略』に興味がある方
・職場での小ネタをお探しの方
・人生を豊かにする本をお探しの方

0.結論:『ストーリーとしての競争戦略』とは?

本書の結論として
『ストーリーとしての競争戦略』で述べられる「戦略」とは
競合他社に対して、持続的な”競争優位”を確保することとされています。

持続的な競争優位があれば、企業のゴールである長期利益を実現できるということです。

そして、この持続的な競争優位を強固なものにするために
大きく下記の3つのポイントがあります!

競争優位の階層は下図の通り
上記の①〜③を意識し、レベルが上がれば上がるほど、他社に対する競争優位が強固なものとなり長期利益の実現が達成できます。

それでは、①〜③の部分について
それぞれ、詳しく説明していきます。

1.”ポジショニング”と”ルーティン”によって「違い」を作り出す

1つ目の順序として、まずは他社との「違い」をどう作り出すかについて説明していきます。

他社との「違い」は
“ポジショニング”と”ルーティン”によって作り出されます。

“ポジショニング”は、ブルーオーシャンとレッドオーシャンで言う
ブルーオーシャン(競合が少なく、市場価値が高いところ)で勝負をしようという話です。

そのためには選択と集中が大切
なにをやるか、よりもなにをやらないかをはっきりさせて
やるべきことにだけ集中して、突き進むことが求められます。

また、自社にしかない強みを育てる“ルーティン”をまわすことで、
競合には真似できないほど強みを強固なものにすることも
他社との「違い」を作り出すことになります。

以上の他社との「違い」によって”完全競争”を免れて余剰利潤を生みだすことが出来ます。

2.「違い」に一貫性を持たせて繋げて競争優位を作るストーリーを描く

2つ目の順序として、他社との「違い」を一貫性を持って繋げることで、競争優位としていきます。

個別の「違い」をバラバラに打ち出すだけでは戦略にはなりません。
個別の「違い」が繋がり、組み合わさり、相互に作用して戦略ストーリーになることによって長期利益が実現されます。

具体的にどういうことかと言うと
ストーリーと言えば、”起承転結”があるので、本書でも”起承転結”で説明がされています。

「起」は、まず人間の本性を捉えたユニークな企業コンセプトを考えます。
「承」は、「起」で提起したコンセプトを受け、具体的な戦略の構成要素へとブレイクダウンしていきます。
「転」は、「承」で出てきた構成要素の中で、持続的な競争優位の源泉となりストーリーの核となる構成要素になります。
「結」は、どの企業も共通で”長期利益の実現”となります。

有名企業での戦略ストーリーの例として、スターバックスをあげると
下図の通りになります。

スターバックスの企業コンセプトは、コーヒーを売ることではありません。
「第三の場所」を提供することだと創業者のハワード・シュルツさんが定義しています。

「第三の場所」とは
「第一の場所(自宅)」とも「第二の場所(オフィス)」とも違い
1人もしくは気の置けない友人とくつろぐ場所です。

スターバックスはこのコンセプトに基づいて
下記の戦略で他社との差別化を図っています。

「スターバックスの構成要素(戦略)」
  • ゆっくりとリラックスできる雰囲気の店内
  • リラックスをしたいストレスがかかる日常を過ごす人が多い、プレミアム立地に集中した出店
  • 細かいサービスのコントロールが可能な直営方式の運営
  • 気の利いた応対ができるスタッフの育成
  • 慌ただしい人が入店をしないようなメニューへのこだわり

全て「第三の場所」というコンセプトに基づいて
ゆったりとした雰囲気を提供できるよう、一貫性を持って差別化を行なっています。

以上のように、作り出した「違い」を一貫性を持って1つのストーリとして繋げることで
競争優位を獲得できるようになります。

3.戦略ストーリーの「転」部分は”一見して非合理”で考える

3つ目の順序として、戦略ストーリーの「転」部分を”一見して非合理”で考えることで
作り出された競争優位をより強固なものにすることができます。

具体的にどういうことか
②で紹介したスターバックスを例に説明すると下図の通りとなります。

スターバックスの「転」部分は、直営方式の運営方法です。
スターバックスが戦略として挙げている他社との「違い」は
すべて“直営方式の運営”だからこそ成り立ちます。

フランチャイズ方式の運営では
契約をした経営者が利益を出すために、回転率を上げようと試みてゆったりとした雰囲気が壊れてしまうなど
スターバックスならではの「違い」をコントロールしにくいです。

この”直営方式の運営”は
競合にとっては効率が悪く、非合理なため、簡単には真似できません。

一見すると非合理的ですが、各々の戦略との関係性をみると合理的になる。
そして、競合には真似しにくい戦略である。
サッカーで言う、キラーパスのような「違い」を作り出すことが
競争優位を確固たるものにする秘訣となっています。

4.まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?

今回は、『ストーリーとしての競争戦略』として
長期利益を実現できる「戦略」とは

競合他社に対して、持続的な”競争優位(=違い)”を確保することであることを説明させていただきました。

そして、この持続的な競争優位を強固なものにするために
大きく下記の3つのポイントがあることを説明させていただきました!

企業の話がメインですが、自分自身の個人に置き換えても
他者との差別化や自分だけの強みを見つけるという点で、役に立つ話が満載です!
職場などでの小ネタとしてもオススメです。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!

〜〜こちらも是非よろしくお願いします〜〜