こんにちは!
「投資」の基礎知識を得るためにぴったりの本を見つけました!
コウノスケです。
今回はおすすめの本を紹介したいと思います!
ジェイエル・コリンズ著
『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』 です!
将来のため、目標や夢のために
「投資」を始めようと思っている方や始めた方に向けて
お金を味方につけるための「投資」の考え方について、基礎知識が具体的に記されているこちらの本。
是非、投資初心者の方を中心に読んでいただきたい本になります。
本に記されている主張を図を使って自分なりに要点を絞ってまとめました。
それでは、いってみましょう!
・『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』に興味がある方
・「投資」に興味がある方
・人生を豊かにする本をお探しの方
Contents
結論:『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』
本書の著者、ジェイエル・コリンズさんは
1975年から投資を行っている個人投資家で、ファイナンシャル・ブロガーです。
自身が行ったインデックスファンドに投資をするというシンプルな投資により
いわゆる、「FIRE(Financial Independence Retire Early)」→「経済的自立」と「早期リタイア」を達成し、「経済的自由」を手に入れました。
その経験を娘に向けて伝えるために書いたのが本書、『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』になります。
結論から申し上げますと
本書での主張は、大きく下記の2点です!
②投資の成功のカギは「インデックスファンド」による「長期投資」である。
それぞれ、後ほど詳しく説明していきます。
そもそも、「経済的自由」とは?
そもそも、「経済的自由(働かなくても入ってくるお金で生活できる状態)」
とは、どのような状態のことを言うでしょうか?
「経済的自由」とは
「資産所得>生活費」になっている状態のことを言います。
俗に言う、「お金持ち」の人も
この「資産所得>生活費」を達成している状態の人のこと。
単に”年収の高い人”のことをいうわけではありません。
「FIRE」も
この状態を達成したうえで、早期に仕事場を退職した人のことを言います。
このような「お金持ちの大原則」について知ることは
「経済的自由」とは何か、どこを目指せば良いかを知る上で不可欠になってきます。
「お金持ちの大原則」については、こちらの記事でより詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。
「経済的自由」を目指すとは?
所得には大きく
・労働所得(自分が働くことによって得られる収入)
・資産所得(資産を働かせること(投資)によって得られる収入)
以上の2つがあります。
「経済的自由」を目指すとは、生活費を減らしながら、資産所得を増やすことを言います。
なぜ、「労働所得」ではなく「資産所得」で生活費を上回らなくてはならないのか。
簡潔に言うと
「自分以外のなにかにお金を稼いでもらっている状態で生計を立てられる人」
=「今ある仕事を休んでも問題ない人」
=「経済的自由」
ということになるので
自分でお金を稼ぐ「労働所得」ではなく
資産を働かせることでお金を稼ぐ「資産所得」である必要があります。
では、具体的に「経済的自由」を達成するにはどのようなことをすれば良いのか。
「経済的自由」を達成するための具体的な方法を「5つの力」としてまとめた本を
こちらの記事でより詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
今回は、具体的な「投資」のステップを見ていきましょう。
1.投資の大原則とは?
投資の世界はとても複雑です。
なぜ複雑なのか、それは複雑にするほど大儲けをする人がいるからです。
ここに大切な真実があります。本来、健全な投資は複雑ではなくとてもシンプルなのです。
複雑な投資商品や複雑な投資方法であればあるほど、それは誰かが大儲けしようとしているものだということを忘れてはなりません。
「経済的自由」を達成するための投資の大原則は、とてもシンプルな3つのことです。
2.借金をしない
3.余りは投資する
それぞれの具体的に見ていきましょう!
1-1.支出を稼ぎより少なくする
言わずもがな、稼ぎより支出が大きい状態では、どうあがいても「経済的自由」を達成することはできません。
わかっていても、毎月のクレジットカードの請求に追われ、ボーナスで何とか賄う、、、
というパターンを繰り返してしまうことあると思います。笑
本書で紹介されている「収入」と「支出」に関するガイドラインは以下です。
・お金で買えるものよりも貴重なものは自由であること
・収入の一部を貯めよう。お金を貯めていないことがあとで自分を縛る障害になる
・収入の半分は投資に回そう。借金をしていなければ十分に可能
・収入の多くを貯蓄に回す利点は、投資を増やすだけでなく、控えめに暮らす方法も身につくことにある
中でも、お金で買えるものよりも貴重なものは自由であることというのはとても重要な発想だと思います。
お金で「自由」を買いましょう!
まずは、大きな固定費から見直すことで
「収入>支出」を維持していくことが大切です。
1-2.借金をしない
借金とは、消費者金融などでお金を借りることだけを言うのではありません。
“資産”と”負債”の違いについて、しっかりと見極める目を養う必要があります
例えば、「家」はローンを支払っている状況の間は”負債”でしかありません。
つまり、借金です。
「家」は、購入が終わり、誰かに貸して収を得られて初めて”資産”になります。
このような違いを理解する必要があります。
本書で紹介されている「借金」に関するガイドラインは以下です。
・借金するのは、血を吸う虫に覆われているようなものだ。
・ナイフを研ぎ、少しずつ虫を剥ぎ取りなさい。
誰かが大儲けをするために複雑化されたファイナンスの世界には
一見、借金とは思えないような、嘘の儲け話がそこら中に転がっています。
リスクのないおいしい儲け話なんてありません。
適切にリスクを把握して、”資産”なのか”負債”なのかを見極めることで、借金をしない
という学びが必要です。
1-3.余りは投資する
「経済的自由」を達成するためには
借金をせず、支出を収入より少なくする。
そして余ったとお金を 投資にまわして「資産所得>生活費」の状態を目指します。
より具体的に数値化すると
投資額の4%で1年を暮らせれば、経済的に自由になっていると言われる「4%ルール」が有名です。
「4%ルール」とは
「株式と債権を半分ずつ保有するポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を引き出し率4%で取り崩す」
上記で、生活費を賄えた場合
96%の確率で30年後も、資産が全く減少しない(むしろ増加する)という実験結果です。
※インフレ率に応じて調整する必要はあります。
この状態こそ「経済的自由」
つまり、より多くのお金を「投資」に回す必要があります。
本書で紹介されている「投資」に関するガイドラインは以下のようなことになります。
・投資アドバイザーは近づけないこと。ほとんどのアドバイザーは自分のことしか考えていない。彼らと付き合って、よい運用先を選ぶのに時間を使うくらいなら、自分自身でやっていける。あなたのお金について、あなた以上に本気で考える人はいない。
・健全な投資は複雑ではない。
・節約してより多く投資すれば、「会社に縛られないお金」が早く貯まる。
・株式市場は投資する有力な市場だが、激しく上昇、下降することも忘れずに。そういうものだ。下がったらもっと買おう。
・ただし、下がったときに買うことはとても難しい。まわりの人々もニュースもパニックに陥り、誰もが「売れ」と叫んでしまう。
・メディアの人々の中には将来を予想できるという人もいるが、先のことは誰にもわからない。みんな妄想に駆られているだけ。無視しよう。
具体的な投資方法は後ほど、詳しく説明します。
2.投資の成功のカギとは?
次に、具体的な投資方法について見ていきます。
カギとなる言葉は「インデックスファンド」と「長期投資」 の2点です。
→投資成果が特定の市場平均指数(市場全体の平均パフォーマンスを示す指数)に連動するように運用される投資方法のこと。
・長期投資とは
→デイトレードなどの短期で行う投資方法ではなく、長期にわたって金融商品をそのまま持ち続ける投資方法のこと。
それぞれをおすすめする理由を説明していきます。
2-1.なぜ「インデックスファンド」なの?
投資方法として「インデックスファンド」を勧める理由は
インデックスを構成する全ての株式に分散投資を行うことで、より良い結果が得られる可能性が限りなく高くなるからです。
具体的におすすめする理由は下記の4点です。
1.個別銘柄を1つ1つ選ぶ必要がない
→個別銘柄選びはとにかく先がわかりません。今日のスター企業が明日には破綻しているかもしれないのです。
2.分散投資によるリスク軽減が可能
→インデックスを買うことは、インデックスに含まれる株式すべての成績を合わせた「平均」の利回りを受け入れること。
少ない金額で、多くの株式に分散投資ができるため、リスク軽減がされています。
3.インデックスがアクティブ運用の成績を上回る確率が圧倒的に高い
→過去15年間では、インデックスがアクティブ運用(運用担当者が調査や分析に基づき、市場平均を上回る運用成果を目指してえ運用する投資方法)の成績を上回る確率は82%
過去30年間では、99%の確率で上回っています。
4. 低コストでの運用が可能
→投資の世界では手数料が命取りです。
運用手数料を1%持っていかれると、「4%ルール」で使える収入(4%)のうち4分の1がまるまる消えます。
ファンドが投資家から取る手数料の比率の平均は1.25%
一方、自分で調べて、自分でインデックスファンドに投資をすれば、0.05%ほどで済みます。
2-2.なぜ「長期投資」なの?
更に「長期投資」を勧める理由としては
短期間で見ると、どの株価も変動は激しく売り買いのタイミングが難しいものの
長期間で右肩上がりの株を買えば、長い目で見て成功できるからです。
具体的におすすめする理由は下記の4点です。
1.市場には自浄機能がある
→株式市場は、常に新陳代謝をしています。
スター企業が消え、代わりに新しい企業が生まれて、入れ替わりが起こっています。
特に米国株はこの新陳代謝が顕著です。
市場に幅広く、長期で投資をしていれば、この新陳代謝により自浄された市場に投資を行えます。
ただし、これが機能するには幅広い銘柄を保有しているインデックスファンドであることが必要です。
2.市場でうまいタイミングを捉えるのは非常に難しい
→リーマンショックや最近ではコロナウイルスをだれが予想できたでしょうか。
人生は予想できないことが頻繁に起こります。
急な株価の下落や上昇を予測して、短期で儲けようとすることは本当に難しいです。
3.市場は下降することはあっても、基本的には上昇傾向にある
→大暴落は必ず起こります。
しかし、会社には事業を拡大しようと日々努力する従業員がたくさんいて、厳しい環境の中で競い合っています。
その価値を表す株式は、常に上昇傾向にあるため
長期で見れば、多くの企業が上昇していきます。
4.市場には常に雑音が存在する
→まともな人間が長期的な投資について語るのでは、誰もテレビをかじりついて見てくれません。
メディアが報じるのは「株価がどん底に落ちるすれすれのところにある」など劇的なものである必要があります。
それらは全て、長期投資という長い目で見ながら投資を行う際の雑音でしかありません。
そういった報道などに惑わされて売買を行えば、ほぼ確実に損な結果になります。
3.本書が勧める「最もシンプルな投資方法」とは?
以上、ここまでの話をまとめると
支出を収入より減らし、借金をしないことで、余ったお金を投資にまわす。
そして、投資は長期間で見た時に成長している「インデックスファンド」を「長期投資」で行う。
という最もシンプルな投資方法が「経済的自由」を達成するための成功法ということになります。
長期間で見た時に成長している「インデックスファンド」とはなにか。
本書ではズバリ、米国株に広く投資できるインデックスファンドがおすすめされています。
その一つとして、本書でも強く推されているのが、バンガード社のファンドです。
バンガード社は、世界最大規模の資産運用会社であり
世界初、インデックスファンドを個人投資家に提供した会社です!
好成績を残している魅力的なインデックスファンドが数多くあります。
日本からでも楽天証券やSBI証券などで購入可能です。
4.まとめ
みなさま、いかがでしたでしょうか?
今回は、以下についてご紹介させていただきました。
投資の大原則
「支出を稼ぎより少なくする」「借金をしない」「余りは投資する」を実践すること必要がある
2.最もシンプルな投資方法
「インデックスファンド」による「長期投資」こそ「経済的自由」を達成するための成功法である。
僕自身も、本書を読んでから「投資の大原則」を実践しながら
バンガード社のファンドであるVTI(バンガード トータルストック マーケット インデックス ファンド)へと定期的にお金の入れる「長期投資」の方法を行っています。
投資の世界は学べることもたくさんあります。
「経済的自由」を目指す道中も楽しんで学びながら、資産形成を行なっていきたいですね!
こちらのブログが
お金について学んだり、投資を始める一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
〜〜こちらも是非よろしくお願いします〜〜
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