【要約】図で解説『お金の大学』経済的自由を達成する「5つの力」とは?

こんにちは!
本当の自由を目指して勉強中です。
コウノスケです。

今回はおすすめの本について、まとめた上で紹介したいと思います!

「両学長 リベラルアーツ大学」
というYouTubeチャンネルでも活躍されている
YouTuberの「両学長」が執筆した
『お金の大学』
です!

「経済的自由」を得るためのお金の作り方について
具体的な方法が、わかりやすく順序立てて記されているこちらの本。
本書に書かれていることを実践すればするほど、着実に「経済的自由」に近づける
行動指針の役割を果たしてくれる本となっています。

本に記されている主張を図を使って自分なりに要点を絞ってまとめました。

それでは、いってみましょう!

【本記事のターゲット】
・『お金の大学』に興味がある方
・「経済的自由」に興味がある方
・人生を豊かにする本をお探しの方

1.結論:『お金の大学』とは?

本書の著者、両学長は
YouTubeで「お金の話」を扱った教養チャンネルを公開し、日本トップクラスの実績をあげているYouTuber
です。

ご自身が「経済的自由」を達成された経験から
「経済的自由」を得るための具体的な方法論を「5つの力」としてまとめたものが本書になります。

結論から申し上げますと
本書での主張は、大きく下記の2点です!

本書の結論
・資産を形成するために
「①貯める力」「②稼ぐ力」「③増やす力」の3つの力を磨く

・資産が増えると共に
「④守る力」「⑤使う力」の2つの力を磨く

①〜⑤の「5つの力」は順番も大切
下図のような関係性になっています。

それぞれ、後ほど詳しく説明していきます。

1-1. そもそも、「経済的自由」とは?

そもそも、「経済的自由(働かなくても入ってくるお金で生活できる状態)」
とは、どのような状態のことを言うでしょうか?

本書で言う「経済的自由」とは
「資産所得>生活費」になっている状態のことを言います。

俗に言う、「お金持ち」の人も
この「資産所得>生活費」を達成している状態の人のこと。
単に”年収の高い人”のことをいうわけではありません。
いわゆる「FIRE(Financial Independence Retire Early)」
(「経済的自立」と「早期リタイア」を達成すること)も
この状態を達成したうえで、早期に仕事場を退職した人のことを言います。

このような「お金持ちの大原則」について知ることは
「経済的自由」とは何か、どこを目指せば良いかを知る上で不可欠になってきます。

「お金持ちの大原則」とはどのようなことなのか
『金持ち父さん貧乏父さん』という本より、こちらの記事でより詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。

【要約】図で解説『金持ち父さん貧乏父さん』お金持ちになりたい方必見

2021年2月7日

1-2.「経済的自由」を目指すとは?

所得には大きく
・労働所得(自分が働くことによって得られる収入)
・資産所得(資産を働かせること(投資)によって得られる収入)
以上の2つがあります。

本書でいう「経済的自由」を目指すとは、生活費を減らしながら、資産所得を増やすことを言います。

なぜ、「労働所得」ではなく「資産所得」で生活費を上回らなくてはならないのか。
簡潔に言うと
「自分以外のなにかにお金を稼いでもらっている状態で生計を立てられる人」
=「今ある仕事を休んでも問題ない人」
=「経済的自由」
ということになるので
自分でお金を稼ぐ「労働所得」ではなく
資産を働かせることでお金を稼ぐ「資産所得」である必要があります。

では、具体的に「経済的自由」を達成するにはどのようなことをすれば良いのか
そのヒントが、最初に挙げた2点

・資産を形成するために
「①貯める力」「②稼ぐ力」「③増やす力」の3つの力を磨く

・資産が増えると共に
「④守る力」「⑤使う力」の2つの力を磨く

上記の「5つの力」を磨くことになります。

2. 資産を形成するために「①貯める力」「②稼ぐ力」「③増やす力」の3つの力を磨く

資産を形成するためには「①貯める力」「②稼ぐ力」「③増やす力」の3つの力を磨く必要があります。

「①貯める力」「②稼ぐ力」「③増やす力」とは、それぞれ下記のことを言います。

①〜③の力の説明
①貯める力
→支出を減らして、貯蓄を増やす力

②稼ぐ力
→収入を増やして、蓄財ペースを上げる力

③増やす力
→貯蓄を投資にまわして、資産運用をする力

それぞれの具体的な磨き方について、見ていきましょう!

2-1.「①貯める力」の磨き方

まずは1番早く効果が現れる「①貯める力」からです!

ざっくりと節約のことを言いますが
特に「人生の6大固定費」を節約するところから始めると効果が大きいです。

「人生の6大固定費」とは

1.通信費
・減らし方:格安SIMに乗り換える。
・理由:大手キャリアと比べ多少の繋がりにくさなどあるが、金銭的なメリットがそれ以上に大きい。

2.光熱費
・減らし方:より安い電力会社に乗り換える。
・理由:2016年4月から電力会社を選べるようになり、ネットだけで簡単に乗り換え可能。

3.保険
・減らし方:「掛け捨ての死亡保険(子供がいる場合のみ)」「火災保険」「自動車保険」以外の保険には入らない。
・理由:日本は「皆保険」であり、社会保険である程度のリスクはカバーされている。
また、低確率/小損失、高確率/小損失のリスクには、浮いた保険料を貯蓄にまわすことで備える。

4.家
・減らし方:引越しの際は必ず相見積もりを依頼する、賃貸に安く住む、家賃交渉を行う。
・理由:交渉を行うことで、初期費用や毎月の家賃という大きい金額を減らせる可能性がある。(下記、関連記事)

【賃貸契約の裏ワザ】企業が教えない初期費用を最安の見積りにする方法!

2021年5月23日

5.車
・減らし方:極力、車は持たない。どうしても必要な場合は中古車の購入、レンタカーやカーシェアを検討する。
・理由:車を所有すると生涯で約4,000万円(20〜70歳の50年間)かかり、月々の維持費に約6万6千円かかる。

6.税金
・減らし方:「ふるさと納税」「医療費控除」「扶養控除」を正しく使い、「事業所得」を増やす。
・理由:副業などで得られる「事業所得」には、経費/青色申告特別控除が使えて、社会保険料の負担が減るため、節税に繋がる。

以上の「人生の6大固定費」は
金額も大きく、毎月費用がかかるもの。
ちまちまと細かい節約をするよりも、大きい支出を見直すことで
節約の効果も大きく、時短にもなります。

浮いたお金や時間を「②稼ぐ力」や「③増やす力」に変えていくことが、資産形成への道筋になります。

2-2.「②稼ぐ力」の磨き方

「②稼ぐ力」を磨くとは、「給与所得」「事業所得」の2つの収入を増やすことを言います。

それぞれの増やし方は、下記の通りです。

収入の増やし方
1.「給与所得」の増やし方
→転職活動を行う。

2.「事業所得」の増やし方
→副業を行う。

「給与所得」
特に、年功序列の文化が根強い企業だと、社歴・年齢・運の要素に大きく影響を受けるため、育てるのに時間がかかります。
終身雇用制度が崩壊している現在
長いお付き合いのできる転職エージェント等を利用して
自分の市場価値を把握し、適切な評価をしてくれる会社で働いていくことが必要です。

「事業所得」というと
独立などハードルが高いことを思い浮かべがちですが
サラリーマンの方であれば、まずは小さな副業から始めてみることです。
(※公務員の方の副業は、法律で原則禁じられているのでご注意ください)

「事業所得」の副業であれば、確定申告時に住民税を「自分で納付(普通徴収)」にすることで
会社にも連絡がいくことがないため、誰にも迷惑をかけずに始めることができます。

おすすめの副業としては、下記になります。

おすすめの副業
・せどり
・プログラミング
・webデザイン
・動画編集
・ハンドメイド
・アフィリエイトブログ
・YouTube
・デジタルコンテンツ販売

「5つの力」の中で、1番重点的に育てるべきなのがこの「稼ぐ力」
以上、2つの収入を育てることで「経済的自由」を達成するまでの期間を
大幅に短縮していくことが必要です!

2-3.「③増やす力」の磨き方

「③増やす力」を磨くとは、「資産所得」を増やすことを言います。

「資産所得「の増やし方は、下記の通りです。

「資産所得」の増やし方
1.「株式」を使って増やす
→株式会社が資金調達のために発行する「証券」を買って、値上がりや配当金によって利益を得る。
特徴:ハイリスク・ハイリターン

2.「債券」を使って増やす
→国や地方公共団体、企業などが資金調達のために発行する「借用書」を買って、値上がりや利息によって利益を得る。
特徴:ローリスク・ローリターン

3.「不動産投資」を使って増やす
→現物の不動産に直接投資、もしくは不動産に投資している「ファンド」に投資することで、家賃収入や物件の値上がりによって利益を得る。
特徴:ミドルリスク・ミドルリターン

4.「コモディティ(商品)」を使って増やす
→原油などの「エネルギー」、金・プラチナなどの「貴金属」、トウモロコシ・大豆などの「穀物」に投資をして、値上がりによって利益を得る。
特徴:利息や配当は出ないが、インフレには強い

(5.「預金」を使って増やす)
→銀行に預金・定期預金を行うことで利息によって利益を得る。
特徴:日本の普通預金金利は大体0.001%であり、超低金利のためなかなか増えない。
(月1万の利息をもらうには、12億円の預金が必要)

中でも、最初の進め方として簡単にできて、個人的にもおすすめなのが
生活防衛資金を貯める(会社員:生活費6ヶ月分/フリーランス:生活費1年分)

証券口座NISA口座 or つみたてNISA口座を開設する

インデックスファンドで、米国のS&P500を中心とした米国株に分散投資を行う
といった方法です。

「投資の大原則」「初期の投資方法」について
『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』という本より、こちらの記事でまとめています。合わせてご覧ください。

【要約】図で解説『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』初心者必見!

2021年6月16日

ゆくゆくは、不動産投資などでも資産を増やしていきながら
資産所得で生活費を賄えるようになれば
晴れて「経済的自由」の達成です!

様々な投資商品がありますが
どの投資商品でお金を増やす場合にも
「ファイナンシャルリテラシー(お金に関する知識)」が必要不可欠です。
また、「④守る力」を意識しながら、正しく学んでいき、資産形成を進めていくことが大切です。

3.資産が増えると共に「④守る力」「⑤使う力」の2つの力を磨く

①〜③の力は、主に資産を形成するための力でしたが

①〜③の力で、資産を増やしていくのと共に
「④守る力」「⑤使う力」の2つの力を磨く必要があります。

「④守る力」「⑤使う力」とは、それぞれ下記のことを言います。

④〜⑤の力の説明
④守る力
→形成した資産を詐欺やぼったくり等から守る力

⑤使う力
→形成した資産を人生を豊かにすることに使う力

それぞれの具体的な磨き方について、見ていきましょう!

3-1.「④守る力」の磨き方

まず、大前提として
投資の世界で「楽して儲かる」ということはなく、そういった商品はほぼ100%詐欺ということを覚えておくことが大切です。

資産形成を行う上で
具体的にはどのような外敵からのリスクがあるのか、下記にまとめます。

資産形成を行う上での外敵リスク
・詐欺/ぼったくりに遭うリスク
→特殊詐欺にひっかかる人は年間2万人近くおり、被害総額は約300億円となっている。

・被災/盗難に遭うリスク
→東日本大震災のような災害で、一瞬で全財産を失うリスクやネット上の取引データをハッキングされて資産を奪われるリスクもある。

・インフレで資産を失うリスク
→戦後の日本でも発生したハイパーインフレが起きると、お金はただの紙切れになってきまう。

また、自分自身が浪費をしたり、人任せで高い手数料を払ってしまったりしても
形成した資産はみるみる減少していきます。

正しい知識と強い意志を持って、リスクヘッジをして資産形成を行うことが大切です。

3-2.「⑤使う力」の磨き方

最後に
「経済的自由」=「幸せ」とは限りません。「経済的自由」によって手に入れた「お金」と「時間」を自分が幸せに生きられるように上手に使えるかで幸せな人生かどうかが決まります。

人にとっての「幸せな人生」とは、人それぞれですが
本書では、「使う力」がある人はどのようなことにお金を使うか、一例を挙げてくれています。

資産形成を行う上での外敵リスク
・寄付/プレゼント
→家族や友人へのプレゼント。慈善団体への寄付など

・豊かな浪費
→旅行など自分が本当に好きなことにお金を使う。自分が心から応援したい会社のサービス/製品を買うなど

・自己投資
→新しいスキルを身につける。学校に通いなおすなど

・時間を買う
→時短家電を購入する。家事代行サービスを頼むなど

兎にも角にも、なにが自分にとって幸せなのか
自分の「価値観」を明確にした上で、その幸せのためにお金を使うことが
充実した人生を送る上で大切になります。

4.まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?

今回は、以下についてご紹介させていただきました。

本記事のまとめ
1.「経済的自由」とは、「資産所得>生活費」の状態を達成すること。

2.「経済的自由」を達成するには、お金に関する「5つの力」を磨く必要がある。

3.「5つの力」とは、「①貯める力」「②稼ぐ力」「③増やす力」「④守る力」「⑤使う力」である。

僕自身、「経済的に自由になりたい」と
頭では思っていたものの、具体的になにをしたら良いかわかりませんでした。

しかし、本書や両学長のYouTubeをきっかけに1つ1つ具体的にやるべきことが明確になり
やれることも増えていき、「本当に幸せな人生」を目指して、1歩ずつ着実に歩めている実感を掴めています。

本書『お金の大学』は、「本当に幸せな人生」に向けて、具体的になにをしたら良いか
とても優れた行動指針になること間違いありません。

また、こちらのブログが
お金について学んだり、投資を始める一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

〜〜こちらも是非よろしくお願いします〜〜

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