【つながらない権利】勤務時間外の仕事を禁止する国際社会の流れと日本の現在

みなさん、こんばんは。
「IT」なのにIT会社に残業が多いのは何故でしょうか、トモヤです。

お仕事のお話です。

日本で「働き方改革」が問われている間に、海外では「休み方改革」が議論されている

今回は「つながらない権利」に関する記事です。

社会問題の一つですね。

会社員として働く方々は感じることの多いテーマだと思います。

それでは、いってみましょう!

【本記事のターゲット】
・会社員の方
・社会テーマが好きな方

1.『つながらない権利』とは?

『つながらない権利』はまだまだ認知度が高くないと思うので、簡単に説明します。

公的な制度として勤務時間外における仕事上のメールや電話を規制し、労働者が仕事から解放される権利

休暇や退勤後の自由を保証するというものです。

フランスとイタリアでは、2017年に法案として施行され、
アメリカ、ニューヨーク市では条例案として審議中であるとのことです。

現状の日本では、メディアに注目を受け、
議論されるということにはなかなか至っておりません。

2.『つながらない権利』賛成?反対?

『つながらない権利』・・・。
ボクは思いっきり賛成派です。

休暇をとっているのにも関わらず、
仕事をしなければならない状況を受け入れている自分を冷静に考えた時、
ある種の驚きを感じてしまいます。

これは「文化」なのでしょうか。

あらゆる文化でIT化が進み、外からでも効率的に仕事ができる状況が、
かえって休むということにおいて非効率な形をつくってしまっているというわけです。

3.どうすれば成立する?

営業職時代のボクの仕事環境で言えば、
主に2つのことをすれば成立するように思えます。

つながらない権利を実現するためには
・業務過程の周知化
・顧客からの連絡の自動転送化

なんだか簡単そうに見えますね。笑

自分だけが出来る仕事を無くしてしまえば、
あえて、勤務時間外に自らが業務をする必要は無くなるということです。

視点を変えて、会社にそもそも属さず、
ノマドワーカーやフリーランスの働き方を中心にするというのも一つの手段かもしれません。

4.社内SNSなるものの台頭について

皆さんは、「社内SNS」なるものを利用した経験はありますでしょうか。

簡単に、Facebookをそのまま社内向けにしたもののイメージです。

社内の人間と、簡単かつスピーディに情報共有、コミュニケーションができ、
またそれが個人のスマートフォンからでも操作できるようなものなので、とても便利です。

しかしこれが社員同士のコミュニケーションが促進されやすい環境をつくると同時に、
いつでもどこでも、「会社のやり取り」が発生するような環境をもつくってしまうのです。

5.まとめ

以上、『つながらない権利』についてでした。

まだまだ残業代がどうとか、過労死を防ぐためにどうすればと議論している日本においては、
残念ながら少し先のお話にはなると思うのですが、
いずれはメディアでも多く取り上げられる話題だと思います。

より良いワークライフバランスをつくるために、
「働き方」「休み方」について一考の余地ありです。

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