【要約】『がんばらない戦略』意志の力を消耗しない!習慣化のコツ紹介

こんにちは!
運動不足に終止符を打ちたい。コウノスケです。

今回は、おすすめの本の内容をまとめた上で紹介したいと思います!
川下和彦さん、たむらようこさんの共著『がんばらない戦略』です!

日々の「習慣」の力は絶大だということは、すでに多くの人がわかっていることだと思います。

何か成し遂げたいことがある時
毎日、歯磨きを欠かさずにするように
やらなければいけないことを習慣にして、毎日、自動化して行えるようにすれば良い
というのはわかっている!

でも、それができない、続かないから困っている!
という悩みを抱えている方、多くいらっしゃると思います。

本書には、そんな悩みを解決するヒントや方法が多く記載されています!

それでは、いってみましょう!

【本記事のターゲット】
・『がんばらない戦略』に興味がある方
・良い習慣を身につけるテクニックを知りたい方
・人生を豊かにする本をお探しの方

0.結論: 『がんばらない戦略』とは

『がんばらない戦略』は
「(株)quantum」のクリエイティブ担当執行役員である、川下和彦さん
放送作家、たむらようこさんの共著です。

独自の習慣化メソッドを開発して以来
貯金、ダイエット、身だしなみの改善に成功した川下和彦さんの経験を基に
物語形式で、具体的なテクニックを紹介しているこちらの本。

本書の結論から申し上げますと
習慣を根付かせる方法は、「意志の力」の消耗をいかにして抑えるか
ということに集約されます。


「意志の力」の消耗を抑える方法として
本書で主張されているのは、大きく下記の3点です!

「意志の力」の消耗を抑える方法
  1. 「固定化」「可視化」する
  2. 「楽しめる」工夫をする
  3. 「ご褒美」を設ける

それぞれ、具体的なテクニックを含めて、後ほど詳しく説明していきます。

なぜ、「意志の力」の消耗を抑える必要があるの?

習慣化するためには、なぜ、「意志の力」の消耗を抑える必要があるのか。

なぜなら、「意志の力」とは無限のものではなく、”ガソリン”のように有限なものだからです!

勉強、運動、筋トレ、ダイエット
ある時やる気が湧いても、数分後、数日後には面倒くさくなる。
こういう経験が誰にでもあると思います。

この経験からも分かる通り「意志の力」は弱く、限りがあります。

気合いで乗り切るのではなく
「意志の力」は有限という事実を受け止めて、「意志の力」を消耗させないように行動しなければ、続きようがないのです。

「意志の力」を極力使わない状態
つまり、「無意識」の状態で行えるようになった行動こそ「習慣化」が達成されているということです。

1. 「固定化」「可視化」する

「固定化」「可視化」する
  • 自分にとって大事ではないこと
    →「固定化」をする
  • 自分にとって大事なこと
    →「可視化」をする

上記の2つを意識することで
「意志の力」の消耗を抑えることができます。

1-1.「固定化」して意思決定の量を減らす

「これをやろう、これにしよう、と”意志決定”に使えるカードは、ほんとうは一日10枚しか与えられてない」

引用元:『がんばらない戦略』より抜粋

「意志の力」は弱く、有限です。
人間は、本当は一日に10回しか「意志決定」をする集中力を与えられていないのです!

自分の人生にとって大事なことに「意志決定」のカードを使うためには
大事なこと以外を「意志決定」せずともできる状態を作っておかないといけません。

そのために有効なのが「固定化」です。

本書では、毎日同じ服を着る人や、美人とすれ違うたびに筋トレをする人が紹介されています。
一見、笑っちゃう行動ですが
日常の些細なことでも選択をせずに済むよう「固定化」する。
また、簡単なルールを決めて、考えずとも行動できるよう「固定化」する。
これらは、日常のあらゆる場面で応用が利くと思います。

私自身、本書を読んでから服装のパターンをあらかじめ作っておく、着替えのたびに筋トレをするなど
「意志決定」の出番をできるだけ少なくできるよう心がけています。

1-2.宣言や記録をすることで「可視化」する

「心理学の世界では、コミットメント、つまり、周りの人に自分の目標を宣言すれば、その達成確率が高まることが証明されている」
「心理学用語には「一貫性の法則」というものがある。人は自分が決めたことを、一貫して最後までやり抜こうとする心理が働くんだ」
「行動の蓄積が目に見えるかたちで残っていると、これまで自分がやってきたことを無駄にしたくないと思うようになるんだ」

引用元:『がんばらない戦略』より抜粋

これらは、人間の心理を活用したテクニックです。

下記は、人間の心理としてあるものです。

・宣言したことを実現できていないと、現実とのギャップがあり気持ち悪い
・一度決めたことをやり遂げていない状況は、居心地が悪い
・積み重ねてきたことを崩したくない

これらの心理をうまく使う方法が、宣言をして、予約したうえで、記録する
つまり「可視化」をするということです。

自分の目標や成し遂げたいととなど、大事なことは
目に見える形で、周りの人に発信をしていく。
あらかじめ、目標に向けた活動をする日や時間を予約しておく。
行った活動を記録して、見える形にしておく。

これら、「可視化」に繋がる行動は、人間の心理をうまく使った行動であり「意志の力」の消耗も抑えられます。

SNSや日記を有効的に使いながら、自分の目標や行動をどんどん「可視化」していきましょう。

2. 「楽しめる」工夫をする

「楽しめる」工夫をする
  • 努力を努力と思わない
    →「楽しいこと」に変換する
  • そもそも苦手なことは極力しない
    →「得意」を磨く

上記の2つを意識することで
「意志の力」の消耗を抑えることができます。

2-1. 面白くないことは「ゲーム化」する

「たとえば俺は営業で断られるゲームをやってる(中略)1,000回断られたらね、晩めし寿司って決めてるわけ」

引用元:『がんばらない戦略』より抜粋

成し遂げたいことある時
どうしても努力をする必要があり、やりたくないことも発生します。

「重い腰をあげる」には、多くの「意志の力」を使う必要があります。

しかし、何事も「楽しい」ことには腰も重くなりません。
やりたくないことも、可能な限り「楽しい」ことに変換できれば「意志の力」の消耗を抑えることができるのです。

そんな時、有効的なのが「ゲーム化」
ゲームの要素を取り入れることで、努力や、やりたくないことも「楽しい」ことに変換されます。
努力を努力と思えないくらい、楽しみながら行うことを意識することが大切です。

2-2.「得意なこと」を見つけて取り組む

「ずっと生きてきて思うことはね!みんな自分の”得意”なことをもっと大切にした方が幸せに生きられるのに!ってこと」

引用元:『がんばらない戦略』より抜粋

そもそも論ですが
苦手なことを行うのは大変ですが、得意なことは簡単に楽しく行うことができます。

苦手なことをいくら頑張っても、せいぜい人並みにしかなれません。
しかし、得意なことであれば、突き詰めれば他の人にはできない自分だけの特殊な技術になる。
しかも、そこに苦しみはなく、楽しく行うことができます。

他の人にはできない、自分だけの得意なことを見つけて、突き詰める。
つまり、こだわりを持って、自分ができることを磨いていく。

1人1人がこのことを意識して、得意を交換しながら生きていく。
自分が得意なことを、それが苦手な人のために活かし
逆に自分が苦手なことは、それが得意な人に頼って生きていく。

そんな人生を送ることを心がけていけば、自分にとっても相手にとっても、楽しいことに満ちた幸せな人生になります。

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2018年1月31日

3.「ご褒美」を設ける

「楽しめる」工夫をする
  • 「意志の力」の補給ポイントを用意しておく
    →「ご褒美」を設ける

上記を意識することで
「意志の力」の消耗を抑えることができます。

3-1.加速装置・燃料補給の役割をする「ご褒美」

「スポーツクラブになかなか行けない人だって行っちゃえば運動するんだから。行くまでに短い加速をつける。その方法がご褒美。」

引用元:『がんばらない戦略』より抜粋

最後に、これまでのことを試しても
どうしても続けられない、習慣化できない時に有効なのが「ご褒美」

なぜ、続けられないのか?
その多くの原因が“最初の一歩が踏み出せない”ことと“途中で挫けてしまう”ことに集約されます。

最初の一歩さえ踏み出せれば
“机に座って参考書を開けば”勉強できるし、”ジムへと向かって家を出られたら”運動もできます。
あとは目標達成まで、”途中で挫けず”継続できれば習慣化になります。

これらが「意志の力」で達成できそうにない時は、「ご褒美」につられてできるようにすれば良いのです。

「ご褒美」は、「意志の力」の“加速装置”であり、“燃料補給”の役割を果たします。

習慣化したいことができた時には、おいしいものを食べたり、好きなことをしましょう。
自分が「ご褒美」だと思うことは、人それぞれですが
「意志の力」の補給スポットを「ご褒美」によって、あらかじめ用意しておくことが大切です。

4.まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?

今回は、習慣を根付かせる方法は
「意志の力」の消耗をいかにして抑えるかということをご紹介させていただきました。

中でも、「意志の力」の消耗を抑える方法として下記の3ポイントを紹介しました。

「意志の力」の消耗を抑える方法
  1. 「固定化」「可視化」する
    →自分にとって大事ではないことは「固定化」し、大事なことは「可視化」をする。
  2. 「楽しめる」工夫をする
    →努力を努力と思わないくらい「楽しいこと」に変換し、「得意」なことを磨いていく。
  3. 「ご褒美」を設ける
    →「意志の力」の補給ポイントを用意しておく。

これらのテクニックを駆使して
「意志の力」を極力使わない「無意識」の状態で行えるようになるまで行動を繰り返すことが習慣化に繋がります。

“ガンバール国の主人公ミサキが、ガンバラン王国へと旅し、頑張らなくても成功する秘訣を学んでいく”
物語形式の内容で、楽しく読める『がんばらない戦略』
オススメです!

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!

〜〜こちらも是非よろしくお願いします〜〜